つきたてのごまを食べたことはありますか?すりたてではなく、つきたて。
京都・ごまの専門店ふかほりの「ゴマソムリエの手作り金つきたてごま」は、袋を開けた瞬間の感動がすごいんです。香ばしいという言葉だけでは表現できない、深みと広がりのある香り。もちろん味も格別です。
ふかほりでは機械は一切使わず、専用の杵と臼を用いてひとつひとつ手作業で製造しています。手作りだからこそ生まれる香りと味わいにリピーターが後を絶ちません。
ふかほりを運営する株式会社わだまんサイエンスさんの企業理念は「ごまで世界平和」。ごま生産国の貧困という社会課題に向き合い、ごまの製品開発や販路開拓を通して途上国支援も行っています。
この記事では、「ゴマソムリエの手作り金つきたてごま」の魅力をご紹介しつつ、「ごまは愛の種」と語るわだまんサイエンスさんの熱い想いを紐解きます。
機械ではできない細かな気配りで作り上げる「金つきたてごま」
どの家庭にも常備されている調味料のひとつ、ごま。料理に香ばしいアクセントを添えるだけでなく、栄養の宝庫でもあります。さらには、製法の違いで味や香りに違いが出るという興味深い一面も持っています。
ごまの効能
ごまには多くのカルシウム、たんぱく質、鉄分、食物繊維、ビタミンB2、良質な脂質、亜鉛が含まれています。特に亜鉛は、普段の食事では摂りづらい必須ミネラル。ごまを食べることで補えるのは嬉しいですね。
さらに、ごまに含まれるゴマリグナンという成分には、優れた美容効果、老化防止効果、生活習慣病の予防効果があります。
つきたてごまとすりごまの違い
加工したごまとして最も一般的なのは、すり鉢とすりこ木を用いて作られるすりごまですよね。すりごまは木でごまの粒を削るため、油分が出てダマになりやすく、香りも抜けやすいという特徴があります。
一方つきたてごまは、ごま専用の杵と臼を使って作られます。ごまの粒を潰すようにつくため、油分が出にくく粒がさらさら。ついたときの香りが抜けにくいのが特徴です。
「金つきたてごま」とは?
京都・ごまの専門店ふかほりの大人気商品「金つきたてごま」。ごまの中でも高品質で大粒の「ターキーゴールド」という品種を使用し、セサミマイスターがついたものをその場で袋詰めしています。袋を開けた瞬間から最後の一粒まで、ずっと続く香りに思わず驚きます。
セサミマイスターとは、日本胡麻協会で認定されたごまのプロ。彼らは、気候やごまの状態を考慮し、深い愛情と細かな気配りでごまをつきます。「金つきたてごま」のおいしさは機械では作り出せません。
余談ですが、ごまはつく人で味が変わるんです。実際に私も体験させてもらい、大いに驚きました!適当につくだけでは、飲み込んだ瞬間から喉がカラカラに乾いてしまうような苦くてパサパサのごまになります。
しかし、セサミマイスターが愛を込めて丁寧についたごまは、甘味があってなんとも良い香り。口の中に含んだときに広がる香ばしさに、思わずもう一口ぺろり。各地でイベントも行っているので、ぜひつきたての味を堪能してくださいね。
「困っているごま農家の力になりたい」途上国のごま生産加工事業を支援
「金つきたてごま」の製造者、株式会社わだまんサイエンスさんの企業理念は「ごまで世界平和」。2006年の設立以来、ごまに関する商品を数多く生み出してきました。
社長の深堀勝謙さんは、ひょんなきっかけで沙羅双樹や桜の木でごまをついたとき、機械よりも格段にごまの香りがよくなることに深く感動したそうです。愛を込めて作り上げることで、多くの人に感動を届けられる「ごま」に可能性を感じた深堀さん。その感動が今日の活動へと繋がっています。
あるとき、貧困などの苦境に立つ途上国小規模農家の現状を知った深堀さんは、ごまを通して途上国の支援をするべく、2016年〜2018年にJICA(国際協力機構)のODA(政府開発援助)のプロジェクトに参加しました。
このプロジェクトでは、パラグアイにてごまの製品開発や販路開拓などの支援を行い、現地のごま生産業発展に大きく貢献しました。
こうして、現地の人々と絆を育んだ株式会社わだまんサイエンスさんは、ごまを通して感動を届け平和な世界を作るべく、積極的に活動を続けています。
忙しいあなたにおすすめ!「金つきたてごま」のおいしい食べ方
いつもと同じお料理も、「金つきたてごま」があればお店の味に!豊かな香りと飽きのこない味は、慌ただしい自炊時間の強い味方です。今回は、忙しい朝や余裕のない日におすすめの食べ方をご紹介します。
まずはシンプルに、白ご飯にかけるだけ
え?ごまをご飯にかけるだけ?と思ったあなた。騙されたと思って一度試してみてください。「金つきたてごま」の乗ったほかほかのご飯は、まるで高級料亭のシメの一皿。お好みで醤油をたらすのもおすすめです。香ばしさがさらに引き立ち、箸が止まりません。
アレンジ無限大!ごまトースト
朝ごはんにもってこいなのが「ごまトースト」。手軽でおいしく、栄養もしっかり摂れます。簡単に何種類もアレンジできるので、休日の朝に家族で朝食作りを楽しむのも良いですね。
まずは「あんバターごまトースト」。定番の味と金つきたてごまの香ばしさが合わさり、和菓子のような深みが出ます。
こちらは、「蜂蜜バターごまトースト」。子どもも大好きな味で、蜂蜜のとろみでペースト状になったごまが何ともいえないおいしさです。
最後は豪華な「ポテサラごまトースト」。前日の残り物が豪華なモーニングに大変身。いつものポテトサラダにごまの食感が加わって新鮮でした。
「金つきたてごま」を使ったごまトーストを提供しているカフェにもお邪魔しましたが、こだわりのコーヒーと一緒に楽しむごまトーストは最高!ぜひいろいろなごまトーストに挑戦してみてくださいね。
脱マンネリ!ごまで汁物をランクアップ
毎日の食事に欠かせないスープや味噌汁ですが、具材のマンネリに悩む方も多いのでは?私もその1人です。
「金つきたてごま」があれば、このお悩みは一気に解決。ササっとかけるだけであっという間にアレンジ完了です。
インスタントスープにプラスすれば、味変になるだけでなく、栄養価アップにも繋がります。もう何も作りたくない……そんな日にもごまをふりかけるだけで手軽に栄養が摂れたら、心も体も元気になれますよね。
また、「金つきたてごま」は香りが落ちないので、スープジャーに入れてお弁当にもおすすめ。お昼休みにジャーの蓋を開けるのが楽しみになりますよ。
香り豊かなごまでいつもの食卓に彩りを
知れば知るほど奥が深いごまの世界。今回は京都・ごまの専門店ふかほりの「金つきたてごま」をご紹介しました。
社長の深堀さん、セサミマイスターの皆さんのあたたかいお人柄も印象的な株式会社わだまんサイエンスさん。皆さんに直接お会いできる各種イベントについてはHPをご覧ください。
ご紹介した食べ方以外にも、サラダや豆腐、肉や魚など何にでも合うのが「金つきたてごま」の魅力。今日は何にかけようかな?と考えるのも楽しいですね。
そして、愛を込めて作られたごまは、大切な人へのギフトにもぴったり。香りも味も栄養も抜群の「金つきたてごま」で想いを伝えてみてはいかがですか?