大徳醤油のほたるいか魚醤がおいしい3つの理由

兵庫県北部の但馬地域の醤油蔵である大徳醤油大徳醤油だけの味を生み出しているのは、「ご先祖様」から長い年月を超えて受け継いだ酵母たち。自然そのままに杉蔵に住み着いた多彩な微生物たちの力で醤油を造る、昔ながらの製法を守り続けています。

大徳醤油は「生物の多様性」を大切にし、絶滅寸前のコウノトリを守る農法で育てた小麦や大豆を使用。醤油の味わいを生み出す杉蔵の微生物たちだけでなく、その原料を育てる地元の生き物まで大切にしています。

ほたるいか魚醤は、地元を大切にする大徳醤油だからこそ生まれた「但馬の味」です。

但馬が誇る「自然の恵み」が詰まった一滴

大徳醤油のほたるいか魚醤は、水揚げ日本一を誇る但馬の新鮮なほたるいかを贅沢に使用しています。ほたるいかの濃厚な旨みが広がり、くさみがないのが特徴です。

添加物は一切使わず、但馬で育てた大豆と小麦、長崎県の五島灘の透き通る海水100%を結晶化させた平釜塩を使用。

醤油蔵ならではの独自製法により、醤油の旨み由来であるグルタミン酸と、ほたるいか由来のイノシン酸という2種類の旨み成分が合わさり、濃厚な旨みを生み出しています。この一滴には、他の魚醤にはない但馬の自然の恵みがたっぷりと詰まっています。

独自の製法でくさみのない魚醤に

魚醤とは、魚を塩漬けにした調味料。通常の魚醤は特有のくさみがあり、苦手という方も少なくありません。

大徳醤油のほたるいか魚醤は、醤油麹を使用した長時間発酵と熟成という「天然醸造仕込み」によって、特有のくさみが押さえられています。くさみがなく魚醤ならではの旨みは濃厚。魚醤が好きな方にはもちろん、特有のくさみが苦手な人にこそおすすめの調味料です。

実は、私自身はじめて挑戦した魚醤は「においが苦手」と家族が食べてくれず、使い切れずに失敗したことがあります。

しかし、このほたるいか魚醤は格別!ナンプラーや他の魚醤をかけると一切口にしない夫が「うまい!」と声をあげて完食。みどり色の野菜を食べないイヤイヤ期の娘も、このほたるいか魚醤をかけると無言で完食しました。

かけるだけで旨みが加わる優れもの

濃厚な旨みを感じるほたるいか魚醤は、いつもの料理に数滴加えるだけでコクと旨みがアップ。くさみや塩辛さがないため、醤油のように使うことができます。

刺身や豆腐にかけたり、いつもの料理にたらしたり。隠し味としてもおすすめで、汁物や煮物の味が決まらないときに数滴垂らすと奥行きのある味わいに。小松菜やほうれん草にかければ旨みが効いた一品にしてくれます。

特におすすめなのがキャベツやブロッコリー、じゃがいもなどの味が淡白な野菜たち。旨みが染み、野菜の香りや甘みをぐっと引き出してくれる優れものです。

いつものブロッコリーを絶品に!ほたるいか魚醤の使い方3選

くさみがなく、旨みが濃厚なほたるいか魚醤。お醤油のように使うことができるので、実は使い方はとっても簡単。
今回は、栄養が豊富なブロッコリーを使用した、ほたるいか魚醤の使い方をご紹介します。

ひとさじにたっぷりと詰まった旨みは、いつものブロッコリーを絶品にしてくれます。イヤイヤ期でみどり色を食べない娘が完食するほどのおいしさを、ぜひお試しください。

子どもがハマる ブロッコリーのほたるいか魚醤ナムル

【材料】
ブロッコリー 塩:ひとつまみ 白ごま
タレ 好みの油(米油・太白ごま油など):大さじ1 ほたるいか魚醤:大さじ1 

【作り方】
1.ブロッコリーを好みの大きさに切りそろえて好きな硬さまで茹でる。
2.茹で上がったブロッコリーをザルにあげて水気を切り、熱いままのブロッコリーに塩ひとつまみをかけ、さっと混ぜる。
3.油とほたるいか魚醤を合わせてタレをつくり、ブロッコリーにかけてやさしく混ぜる。
4.白ごまをかけ冷蔵庫で1時間なじませる。

ブロッコリーにほたるいか魚醤の旨みがしっかりと染みたナムルです。熱々のブロッコリーにほんの少しだけ塩を振っておくと、より甘みが引き立ちます。

通常のごま油でもできますが、米油や太白ごま油などクセのない油を使用する方がよりほたるいか魚醤の香りを楽しめます。他の野菜でも同じようにナムルにすると、野菜嫌いの子どもも手が止まりません。

蒸して甘みを引き出す ブロッコリーのオーブン蒸し

【材料】
ブロッコリー にんじん ウインナー 
ほたるいか魚醤 
クッキングシート(アルミホイル可)

【作り方】
1.ブロッコリー、にんじん、ウインナーをひと口大に切る。
2.クッキングシートに切った材料をのせ、ほたるいか魚醤を少しだけかける。目安は1人分で小さじ1程度。
3.クッキングシートで包み、絞るようにしてしっかりと口を閉じる。
4.200度に余熱したオーブンで15分蒸し焼きにする。

蒸し焼きにするため、クッキングシートをしっかりと閉じることがポイントです。アルミホイルに包んで魚焼きグリルに入れても◎火傷に注意して開けたときの香りは最高!きのこをたっぷり入れたり、キャベツやトマトを蒸したりとアレンジも絶品です。

柚子とほたるいかの旨みでブロッコリーの米粉揚げ

【材料】
ブロッコリー 柚子(果汁・スライス)
米粉 ほたるいか魚醤

【作り方】
1.ブロッコリーを好みの大きさに切り、全体に米粉をまぶす。
2.180度程度の油でブロッコリーをサクッと揚げる。
3.ほたるいか魚醤と、柚子の果汁をかける。
4.スライスした柚子を散らす。

米粉でサクッと揚げたブロッコリーはしっかりと甘く、ほたるいか魚醤の旨みと柑橘の爽やかさが加わってお酒が止まらない一品に。同じようにじゃがいもやれんこんを揚げて、ホタルイカ魚醤と柑橘の果汁をかけるのもおすすめです。

野菜に濃厚な旨みを加えるほたるいか魚醤

大徳醤油のほたるいか魚醤は、但馬の自然の恵みがぎゅっと詰まった調味料。ほたるいかの旨みがここまで濃厚に生かされているのは、但馬の自然に寄り添う大徳醤油だからこそ。

受け継がれてきた杉蔵の微生物たちを守り、コウノトリや小さな生き物が豊かに暮らす但馬の環境を守る。大徳醤油が大切にする自然の恵みが、口に含んだときに広がる豊かな旨みを生み出しています。

捨ててしまいがちなブロッコリーの茎も、皮を剥いてきんぴらにしてほたるいか魚醤をかけるだけで旨みの利いた一品に。どんな野菜にもさっとかけるだけで味に奥行きを出してくれる、自然の恵みが生み出したほたるいか魚醤をぜひお試しください。