「いつもの醤油の味に飽きてしまった」「新しい醤油に手を出したいけれど、どれが良いかわからない」こんなお悩みありませんか?
実は醤油にも野菜やお米のように産地があります。産地ごとに味や風味が違っているため、料理が好きな方はぜひこだわってみてほしいです。
いつもの醤油がどこの産地なのか知るだけで、風味を生かした料理が作れるようになります。今回は五大名産地を紹介していますが、それ以外にもご当地の醤油を探して、いろんな風味を楽しんでください。
「いつもの醤油の味に飽きてしまった」「新しい醤油に手を出したいけれど、どれが良いかわからない」こんなお悩みありませんか?
実は醤油にも野菜やお米のように産地があります。産地ごとに味や風味が違っているため、料理が好きな方はぜひこだわってみてほしいです。
いつもの醤油がどこの産地なのか知るだけで、風味を生かした料理が作れるようになります。今回は五大名産地を紹介していますが、それ以外にもご当地の醤油を探して、いろんな風味を楽しんでください。
醤油には産地がいくつかありますが、今回は五大名産地と呼ばれる5つの産地を紹介していきます。メーカーによっては産地の特徴以外の醤油も発売されているので、こだわる方はよく確認して購入してみてください。
産地ごとの特徴だけでなく味の違いも説明していくので、自分の好みのものを探して料理の幅を広げてみてほしいです。
野田醤油は千葉県野田市が発祥の地です。みなさんが知っているであろう「キッコーマン」も野田醤油です。千葉県は江戸が近くにあったため、醤油の醸造が盛んになったと言われています。
昔はプロの料理人が使う商品が多かったのですが、今では一般の方に向けても販売しています。
特徴は関東でよく使われる濃口醤油なので、馴染みが深いことです。色も濃いため、少し垂らすだけで料理が鮮やかに仕上がります。
濃口醤油はよく使われるものだからこそ、いくつか産地があります。野田醤油との違いを確かめてみても楽しめます。
銚子醤油は先程の野田醤油と同じく、千葉県の銚子市が発祥の地です。利根川を利用したことで江戸時代から醤油造りが盛んになったと言われています。
野田醤油と同じく、甘味料を加えていない本醸造の濃口醤油が特徴です。甘味料を利用しないため、さっぱりと舌に残りにくい味わいが特徴です。
こちらも濃口醤油がメインですが、メーカーによっては淡口(うすくち)醤油も販売されているので、他の淡口醤油との違いを楽しんでみても良さそうです。
龍野醤油は兵庫県たつの市で生まれた淡口(うすくち)醤油です。色が薄いことが特徴です。昔は濃口醤油を造っていたこともありましたが、環境や気候、材料が淡口醤油作りに適していたため、淡口醤油が主流になったと言われています。
その他大きな特徴としては、甘酒が入っているという点です。濃口醤油に比べて塩分が高く、醤油の香りが穏やかです。そのため、少量の利用でしっかりと味がつくため使用量は注意してください。
小豆島醤油は、香川県小豆郡小豆島町が発祥の地です。関東地方の濃口醤油をメインに造られていますが、地域によっては淡口醤油や甘口醤油などがあります。四国地方は海に面してはいるものの、いろんな地域が近いため、ブレンドしたような醤油がたくさん造られています。
最大の特徴は木桶仕込醤油であること。木桶仕込醤油は全国で1%を切っている伝統文化なので、昔からの醤油酵母の乳酸菌のおいしさを楽しめます。
四国の他の県にも特徴的な醤油が多数あるので、訪れた際はぜひ食べ比べてみてください。余談ですが、香川県の讃岐うどんのつゆには混合の淡口醤油が使用されています。
大野醤油は石川県金沢市が発祥の地です。醤油作りが始まったのは約400年前で、金沢の郷土料理である加賀料理には欠かせないものになっています。
大野を中心とした北陸地方では甘めの醤油が特徴で、これは九州地方と同じような製法だと言われています。料理の味を整え、使うとコクが出ることから「うまくち醤油」とも呼ばれます。
大野醤油は濃口醤油として販売されているものでも淡めの色味なので、煮物やかけ醤油として使うことで素材を生かした調理が可能です。
野田醤油は濃口醤油で定番の味です。
醤油といえば日本料理ですが、野田醤油は風味豊かなのでイタリアン料理の隠し味にも使われることが多いです。
また、中華料理の隠し味など味の深みを出したいときに入れることをおすすめします。
色が濃いため、煮込み料理に使うと濃くなりすぎることもあるので注意してください。
野田醤油と同じく隠し味として使うことが多いです。そのほかに鰻の蒲焼きやそば、天ぷらなど少し薄めたり他のものと混ぜて使うことが多いです。
日本人の約8割が濃口醤油を利用しているため、これまで使っている濃口醤油と違う産地のものを食べ比べてみても楽しめます。
龍野醤油は淡口(うすくち)醤油と言われています。淡口醤油と聞くと濃口醤油より味が薄そうなイメージを持つかもしれませんが、実は逆です。淡口醤油の方が塩分量が高いため、見た目や名前に騙されないように注意してください。
色が薄いため、煮物やすまし汁など素材の色味を生かした調理にぴったりです。また、だしの風味を引き立てる効果もあります。関西風の味付けと言われるものは、龍野醤油を使ってみると再現できる可能性があります。
小豆島醤油は蔵ごとに味や風味が変わってきます。そのため産地で選ぶのではなく、醤油メーカーで選ぶことをおすすめします。
小豆島醤油は佃煮として使われることが多いです。香り高く、甘みと塩加減が抜群のバランスです。そのほかにもアイスに垂らしたり、お餅につけたりと醤油の香りを楽しむ食べ方がおすすめです。
大野醤油は少し甘口なので海産物と組み合わせて食べると、お刺身の甘みが際立って美味しいです。
また、色が薄いため、煮物やすまし汁など出汁の効いた日本料理におすすめです。素材の色を生かした調理を行うときは、ぜひ大野醤油を使ってみてください。
今回は醤油の五大名産地について紹介しました。どこの醤油の産地もそれぞれ特徴があり、おすすめの使い方も違います。濃口醤油と淡口(うすくち)醤油の違いも紹介したので、食べ比べて実感してみてください。
醤油は料理の味を大きく左右する調味料なので、ぜひ産地にこだわって料理を楽しんでほしいです。
また、今回紹介した醤油の五大名産地以外にも醤油を作っている地域があるので、ぜひ旅行したときなどに探してみてください。
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